どんぶりちゃわん

作品やイベントの雑感等々

「好き」に理由はいるのか。

どうも、サケ茶漬けです。

 

突然ですが皆さん、他人に向かって好きなものを堂々と「好き」と言うことはできますか?

私にはちょっと難しいです。

人の好みというのはどうしてもわかれてしまうもので、ちょっと合わないなとか、ストレートに「嫌い」という感情をぶつけられてしまうことってありますよね。

私はそういうことを聞いてしまうとどうしても気分が落ちてしまったり、ひどい時には好きなもののはずなのに、ちょっと距離を置こうかなと思ってしまいます。

でもやっぱり好きなものは「好き」って胸を張って言えるようになりたいんですよ、友人なんかに勧めたいんですよ。良いものは広めたいし、あわよくば一緒に楽しみたいですから。

何かを勧めるにはその人や作品のどこが好きなのかという理由が必要ですよね。

最近、その「好き」の理由を考える機会がたくさんありました。

私が好きなものはたくさんありますが、例を挙げる方が分かりやすいと思うので、ここでは「ラブライブ!サンシャイン!!」、「伊波杏樹さん」が好きということにします。

ここ何か月か、上記2つに対する「好き」にこれまでにないほど真剣に向き合って過ごしてきました。

拙いながらもラブライブ!サンシャイン!!の感想ブログなんかをちょくちょく書いてみたり、伊波さんへの誕生日メッセージを綴る企画にお誘いいただいたりして。

そうして自分の気持ちと向き合っていて、案外自分の「好き」に対してどこが好きなのかわかっていないんだな、と感じました。

私は普段から物事を深く考えない方で、漠然と「好き」を抱いていることが多かった。読んでくださっている方の中にもこういう方いるんじゃないでしょうか?

 

そんなこんなで、自分の好きなものについて色々と考えてるうちに思ったんですよ。まず何かを好きなことに理由っているの?って。ただただ好きなだけで終わりでいいんじゃないの?って。

ラブライブ!サンシャイン!!も伊波さんも、自分の中で「好き」になった瞬間って曖昧なんですよ。

初めて「好き」と感じた瞬間がわからないと当然「好き」の理由もわからない(これかな~と思う瞬間・理由はなくはないんですけど)。でも今現在、確かに「好き」は自分の中にある。

なんだこれ、「好き」って一体なんなんだ。

ぐるぐると思考の渦に飲まれているうちに閃きました。

「好き」になった瞬間「好き」である状態って違うんだ。

何かを「好き」と思った瞬間から人は「好き」である理由を探し始めるんだと思うんです。

理由を見つけるのが早いか遅いかは人それぞれ。たまたま自分は遅い方だっただけ。

つまり、「好き」になることに理由はいらないけど、「好き」であることには理由は必要なんじゃないかなってことです。

 

「好き」で居続けることってかなり難しいこと。常に向かい風だらけ。

心無い言葉をぶつけられることがあったり、悪意はなくても何気ない一言で気持ちが冷めてしまったり。

でも一度「好き」になったことだから、できるだけ長い間「好き」で居続けたい。

そんな思いを抱きながら私は「好き」の理由を探し続けるわけです。

いつ自分は「好き」じゃなくなるんだろう、最後まで「好き」で居続けられるかな、といつもびくびくしています。

 

Twitterなんかでダークな感情をぶつけられても、好きなものは好きなんだって言ってる人、本当にすごいなって思うんですよ。最近なんか特に多いよね。

その人たちはみんな、「俺はこれのここが好きなんだ!」ってはっきり「好き」に対する理由を持てている人で、自分も明確に「好き」に対する理由を持ちたいなって思うわけです。

まあ前よりは自分の「好き」に対して理由を言えるし、自信も持てた気がするけどね。

 

好きなものを「好き」って言いたい、そんなオタクの戯言でした。

ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。

何かを好きな気持ち、大切にしていこうな。