どんぶりちゃわん

作品やイベントの雑感等々

夢を預けてなるものか。

ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 3rd LoveLive! Tour ~WONDERFUL STORIES~ の埼玉両日・大阪2日目に参加した。

そこで披露された「WATER BLUE NEW WORLD」、どれも圧巻の出来だった。

 

あの世界は9人だけの世界なんだと、そう思わせられるだけの彼女たち自身の輝きがそこにはあった。

 

幕間に流されるダイジェストアニメ。そこで彼女たちが叫ぶ1から9のカウントアップに続いて僕も「10!」と叫んでいた。

あの美しい世界にどうしても存在を許してほしくて、彼女たちに取り残されたくなくて。

だが、その行為はもう今後の自分にはできない。

あのパフォーマンスを見た後では、「10!」と叫ぶことが自分の夢を彼女たちに預けているようにしか思えなくなったからだ。

 

僕は彼女たちのキセキを見届けてきたが、彼女たちと同じ体験をしてきたわけではない。

結局のところ、あらゆる困難や苦悩に真っ向から足掻いてあの世界までたどり着いたのは彼女たちなのだ。 

 

僕らは夢を追い続けている限り10人目のAqoursだが、彼女たちは僕らではなく、僕らもまた彼女たちではない。自分たちだけの道がある。

 

夢とは将来実現させたい希望や理想のこと。

自分で叶えなくて何か夢だ。自分を変えられるのは自分しかいない。

 

「何か」に触れて人生が変わったという人をよく見るが、それは違うと思う。

いくらその「何か」を見た先で人生が変わっても、それは「何か」が自分を変えてくれたのではなく、「何か」に感化され自分が変わったのだ。

 

自分の夢は自分で描く。自らの足でしっかりと歩んでいく。

「ついてきてくれますか?」の問いにしがみつくのではなく、走り続けなくてはならない。

どんなに辛いことだって最後には笑顔に変えられるように、笑って彼女たちと並び立てるように。

 

今度は僕の番。

僕には僕の夢がある。それは人から見れば夢なんて呼べるようなものではないかもしれないけれど、自分が夢だと思ったらそれは夢だ。そう思えるようになった。

そしてまだ見ぬ夢がある。彼女たちとの時間を胸に刻めばどんなことだって乗り越えてゆける。そう感じた今回のライブ。

 

 

絶対に叶わないことにでも手を伸ばし続けることで何かを成し遂げられると知った。

そんな大切なことを教えてくれた彼女たちと「ずっと一緒に行こう!」「I live,I live Love Live! days!!」「We got dream!」と叫んだ。

叫んだからにはそれに見合う自分になろう。

 

 

「最高の今日にしよう」と足掻き続けることで明日の道への「手がかり」が得られることを知った。

どんなにみっともなくても最後まで足掻いてやろうじゃないか。

 

 

君のこころは輝いてるかい?」「君は何度も立ち上がれるかい?」の問に「Yes!」と答えた。

いつか、心に一片の曇りもなく「Yes!」と言える日まで生き続けよう。

 

 

喉から手が出るほど欲している輝きを目の前でまざまざと見せつけられた。

思わず目をそらしそうになるくらい眩しかった。できるんだ。僕にもできるんだ。

 

 

僕らは「いつまでも夢の途中」で、未来は自分の捉え方や選び方でいくらでも変えられると知った。

終わったって終わりにしなければいいのだ。夢に終わりはない。

 

 

水色の世界を心に刻んだ。

あの景色を胸に、どこまでも進んでいこう。

 

 

自分にも「胸に眠る輝き」と「目覚める前の力」があるんじゃないかと思った。

きっとあるんだ。次は僕だけの物語を見つけに人生という旅に出る。

 

 

勇気は自分の胸にすでにあると知った。

もう何も怖くない。挑戦あるのみだ。

 

 

大切なものをもらった。力をもらってばかりなのに夢まで預けるつもりか。

そんなわけにはいかない。

 

こうして、Aqoursに対して無責任に投げつけた夢を「それ返せよ」と自分勝手に奪い取ったのであった。

どこまでもわがままだが、こんな自分も愛せるように夢へとひた走る。

それが彼女たちが見せてくれた世界に対する僕の答えだ。