伊波杏樹の魅力とは。
好きという言葉は言うだけなら簡単なことです。ではどこが好きなのでしょうか。それを言葉にするということは僕にとって少々難しいこと。ですが自分が伊波杏樹のどこに惹かれているのか、改めて整理するためにも書いてみるかというのが今回の記事。伊波杏樹という人間の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたいという記事でもあります。
これから述べる伊波杏樹の魅力というものはあくまで僕個人が感じたことを書いているに過ぎません。その点を踏まえた上で読み進めていただければ幸いです。
伊波杏樹とは
まず伊波杏樹とはどんな人なのか。プロフィールから。
生年月日:1996年2月7日
身長:157cm
趣味:映画鑑賞
特技:歌を歌うこと、空手
2012年ソニー・ミュージックアーティスツ主催のアニメオーディション「第2回アニストテレス」準グランプリを受賞。
2013年短編アニメ映画「陽なたのアオシグレ」(ヒナタ役)にて主役デビュー。
以後、舞台「NARUTO-ナルト-」(山中いの役)、舞台「FAIRY TAIL」(エンジェル役)、舞台「ダンガンロンパ2 THE STAGE」(澪田伊吹役)、TVアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」にて主役(高海千歌役)を演じるなど声優・女優・歌手として活躍中。
2018年も声優ユニットAqoursのメンバーとして東京ドームでのライブへ出演、舞台「アンチイズム」で主演を務める、ソロでのクリスマスライブイベントを開催するなど紹介文の通り活動は多岐にわたっていました。
また2019年4,5月には舞台「銀河鉄道999」にメーテル役*1での出演が決まっているなど、その活躍ぶりは正に飛ぶ鳥を落とす勢い。
そんな彼女の魅力は一体どこにあるのか。
「表現力」と「人間性」にそれぞれフォーカスして述べていこうと思います。
心に直接伝わる感情
役者・伊波杏樹の武器と言えば、いの一番に上がってくるであろうその表現力。表現の手段として多くのものを持つ彼女ですが、特筆すべきは声と表情。
高海千歌役としての彼女だけを見ていると気づかないかもしれませんが、表現できる声の幅というのは相当広いと思います。
私がそれまで演じてきた主人公はクールめというか、ちょっと落ち着いてるお姉さんタイプが多かったんです。
My Girl vol.20
高海千歌役として取り上げられた過去のインタビューでもこう言っているため、この役を通して声の幅が広がったのかなと思います。
その声の幅の広さが発揮されたのが直近、2019年1月に行われた舞台「神ノ牙-JINGA-転生」。ヒロインのトモハ役*2としての出演だったのですが、同時に敵方のキャラクターであるトミノの声も演じられていました。
快活で明るい声のキャラクターであるトモハとミステリアスで暗い声のキャラクターであるトミノ。真逆のキャラクターをそれぞれ演じた際に表れる声の落差がとても印象的でした。
また伊波杏樹を語る上で声優としての演技は外せません。声優・伊波杏樹の演技で一番好きなのはラブライブ!サンシャイン!! 2期13話でのこのセリフ。
泣くもんか…泣いてたまるか…!
ラブライブ!サンシャイン!! 2期13話 「私たちの輝き」
この短いセリフの中にどれだけの感情が込められているのだろうか。僕がいくら言葉を並べこのシーンについて語ったところで陳腐なものにしかならない。そう思うほど直接胸に響くセリフでした。
言葉だけに乗せることができる情報量というのはそれほど多くないと思っていました、伊波杏樹に出会うまでは。今までの考えを覆されるほどの凄みを持ったこの演技にはただただ圧倒されるばかりで、もはや天才としか形容できないレベルのもの。
声のプロフェッショナルである声優としては当たり前のことなのかもしれませんが、やはり伊波杏樹の魅力としては声というものが一つ挙げられると思います。
そして次に表情。生の彼女を見るたびにその表情に驚かされてしまいます。彼女の感情が純度120%で伝わってくるんです。嘘偽りなど疑う余地もなく確信させられます、その感情が本物だということを。
伊波杏樹という器にその役が降りてきているとしか思えないほどの演技。これが体感できるのはやはり舞台だと思うので是非一度、伊波杏樹が出演する舞台に足を運んでみてほしいと思います。
また伊波杏樹の表情といえば「勇気はどこに?君の胸に!」で観客との掛け合い後に繰り出される愛に満ち溢れたあの表情が思い出されるでしょう*3。
結局あれは高海千歌のものなのか伊波杏樹のものなのか僕にはわかりません。わからないけれど、やはりどちらのものでもあるのだと思います。
なぜ彼女はあのような表情をできたのでしょうか。それはやはりあの場にいた僕ら観客への愛があったからなのだと思います。これは明らかに自惚れです。けれど、実際あの場で感じたのは嘘偽りのない愛でした。やはりそう確信させられるだけの表現力というものを彼女は持っています。
天才ではなく人間だ
先ほど僕は伊波杏樹のことを天才としか形容できないと言いました。けれど「天才」の一言で全てを片づけていいほど彼女が歩んできた道のりは平坦ではなかったことをこの一年で痛感しました。
結局僕は彼女から垣間見える弱さが引き立たせる人間としての強さに一番惹かれているんだと思います。
何かをするのが怖い、逃げ出したい。誰しもが抱える感情です。計6度のバク転を全て成功させたAqours3rdライブツアーの千穐楽で「跳ぶのが少し怖かった」と言ってくれた時や、ソロでのクリスマスライブイベントのAn seule étoileで「初めてステージに立つのが怖いと思った」と言ってくれた時、彼女もそんな弱さを抱えていることを改めて思い知りました。
弱さはどうしようもなく彼女を人間にしてしまう。それを抱えながら生きていることを知ってから、僕の目に伊波杏樹はより一層強く映るようになりました。彼女が放つ大きな輝きの裏には不断の努力がある。
好きなことを好きでい続けることの勇気って、いる人はいると思うんです。好きだからこそ、何かの拍子に苦手になっちゃったり挫折してしまうこともある。
VOICE BRODY vol.2
弱さを知っているからこそ他人に寄り添えるのかもしれません。伊波杏樹がどこまでも人間だからこそ僕はあのようになりたいと手を伸ばし続けるし、負けじと頑張ることができるのです。
そんな強さと弱さを絶妙なバランスで併せ持った人間性というのも彼女の魅力の一つだと思います。
まだまだ足りない…もっと知りたいあなたへ
以上、僕が感じた伊波杏樹さんの魅力でした。いかがだったでしょうか。
この記事を読んで彼女をもっと知りたいと思ったそこのあなた。まずは各種SNSをチェックしましょう。きっと素敵なものが待ち受けているはずです。以下SNSへのリンクが乗っているページ。
そして伊波さんの一人しゃべり番組、文化放送「超!A&G+」にて毎週木曜19:30~20:00に放送のラジオ番組「伊波杏樹のRadio Curtain Call」も是非に。
この番組では伊波さんが、ゆっくり落ち着ける環境で聞いてくださいねとよく言ってくれますが、ラジオ全体のふわふわした雰囲気やふにゃふにゃの話し方、そしてくせになる甘い声、これらすべての相乗効果により凄まじい癒し効果が発揮される素晴らしい番組です。そのため十分にリラックスできる空間での聴取を推奨しております。
この番組、実はスマホに超!A&G+専用のアプリをインストールすれば誰でもタダで聞けちゃいます。うーんお得。これは聞くしかないのでは。
そして伊波さんがもう一つ持っているラジオ番組、「アッパレ伊波!1名様やってまーす」。
先ほどの番組に比べると多少はっちゃけ度合が高い彼女がよく見れます。だいたいコーナーのせい。ビリビリボールペンドッキリをくらう伊波さんやビリビリボールペンが全く効かない伊波パパの話、伊波さんがスタッフの策略(?)によりビリビリボールペンドッキリを強面の警備員さんに仕掛けなければならなくなった話など色々な話を聞くことができます。あれ…?ビリビリボールペンばっかりだ…。安心してください、他の話もちゃんとありますから。
関西圏の人ならラジコをインストールして無料会員の登録を済ませればなんとタダで聞けちゃいます*4。それ以外の地域にお住まいの方はラジコプレミアム(月額350円+税)に登録すれば聞けるようになります。
最後に伊波さんの所属事務所、ソニー・ミュージックアーティスツによる声優・アーティストの会員サイト、SMA VOICE(月額300円+税)。
そのサイト内に開設されているInamin Townにて当サイト限定のラジオや動画などが公開されています。もしかしたらお金がかからないかも順で紹介してきましたが正直これが一番オススメ。先ほど述べた当サイト限定のラジオである「たうんRadio」ではここでしか見られない伊波さんの一面が見られますし、場合によっては先ほどの「伊波杏樹のRadio Curtain Call」よりもゆるふわな伊波さんが出てくる時もあります。それに加え出演舞台のチケット先行抽選受付なども行われるので、是非入ってほしいなあという気持ち。
終わりに
まずはここまで読んでいただき本当にありがとうございます。この記事から伊波杏樹さんの魅力の断片でも伝わっていれば嬉しい限りです。初めにも述べたように、ここまで書き連ねてきたことはあくまで僕個人が感じたことであり、彼女の魅力というのは他にもたくさんあると思います。人によって見える世界は違うからね。僕はそれほどアニメや舞台など演技の世界に触れた経験があるわけではないし、そういったものを見る目が十分に備わっているわけではないです。なので僕の気づいていない彼女の魅力があったら教えてほしいなって思います。頼んだよ。
つらつらと書いてきた今回ですが、やはりいつもより長くなってしまいました。ここらへんで終わらせていただきたいと思います。また、いつの日か。