どんぶりちゃわん

作品やイベントの雑感等々

浪江町に行ってきた話。

どうも、サケ茶漬けです。

先日「マジカル福島2017」の一環である「福島ロボットテストフィールドプレOPEN祭 DRONE FESTA ドローンフェスタ2017」に参加してきました。

夜の山道を通るのが怖かったため時間の都合上13:00-と14:00-のステージしか見られなかったのですが、どちらもすごく楽しかったです。

 

 

13:00-のヒーローショーは福島のご当地ヒーローやアニメ「レスキューアカデミア」のキャラクター演じるアイドルが登場する、いわゆる2.5次元ショーとなっていました。

幼少期はあまり戦隊モノには興味がなくヒーローショーは見たことがありませんでしたが、迫力のある演技に子供に戻ったかのごとく楽しんで見ることができました。

最後のフォトセッション、手振ったらダルライザーが目線くれたよ。ありがとねダルライザー!!!

これからも平和を守るために是非頑張って欲しい。一ファンとして応援してます。


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14:00-のステージでは「レスキューアカデミア ワンポイントレッスン 教えてなみえ先生」と題して、ドローンについてや福島県が進めているイノベーションコースト構想・ロボットテストフィールドについて、3分でわかりやすく紹介するアニメが2本立てで放映。

その後、上記の計画に携わっている偉い方の古川さん、アニメ「レスキューアカデミア」に出演されている伊波さん、遠藤さん、レスキューアカデミアの制作を務める福島ガイナックス代表取締役の浅尾先生を招いてのトークショーが開かれました。

トークショーでは伊波さんが実際にドローンを操縦して場を盛り上げたり、伊波さんと遠藤さんが生台本朗読会をしてくれたりと満足してもし足りないくらい素敵な内容となっていました。

 特に生台本朗読会、声優さんの本気が生で見られて、こんな事あっていいのかな...と半ば夢見心地で聞き入る始末。伊波さん、遠藤さん、本当に幸せな瞬間をありがとう。

 

 

 こうしてとても充実したステージとなっていたわけですが、人気があるのはこの会場周辺だけ。

建物は6年前そのまま。まるでここだけ時が止まっているかのよう。

浪江町の現状からは目を背けずにいられませんでした。

来る途中にも線量モニタが何個か設置されているのを見て、まだまだここは復興の途中なんだなと痛感させられました。

自分自身、宮城の出身なのでどうしても人事には思えない。

なのにも関わらず、この浪江町の景色を知ったのは今日初めて。

こんな自分がはずかしくて、情けなくて、胸が締め付けられる気持ちになりました。

贖罪のつもり、というわけではないですが少しでも多くの方に浪江町を知ってもらいたいなと思い、筆を取った次第です。

というのも浪江町、すごく温かかったんですよ。ステージも、住民であろう方々も。

素直に、いいところだなここと感じました。

「十日市祭り」という地元のお祭りも同時に開催されていたのですが、イベントも相まって会場はとてもたくさんの人が訪れ、活気に満ち溢れていました。

本当はこんな感じで明るい町だったんだろうなと思うと無性に悲しい気持ちでいっぱいに。

しかし浪江町の方々は前を向いていたように思えました。

避難指示が解除されてからまだ半年しか経っていないのに、あんなにたくさん人が訪れてなおかつ活気に満ち溢れたイベントを開くことができる。

これは浪江町の方々、そして福島ガイナックスの相当な熱意がないと出来なかったことだと思うんですよ。

外から来たやつはこんな後ろ向きなのにすごいなと。

人のパワーってすごいな、と感じた瞬間でした。

 

と、今回の旅で感じた福島県の方々の熱意を語ったところで今回は筆を置かせていただきます。

これからも1日でも早い復興に向けて、頑張ってください浪江町!心の底から応援しています。

私に出来ることは精々、また足を運ぶくらい。

何かの機会があれば是非行きたいと思います。

今度は高速で...。

また行くからな、浪江町