矢澤にこちゃんは本当にまほうつかいだった、という話。
どうも、サケ茶漬けです。
最近全然ブログを更新していなかったので、リハビリがてらちょっとした話でもしようかなと。
µ'sの矢澤にこちゃんっているじゃないですか。
あの子ってまほうつかいなんですよ。
こいつ頭おかしくなったのか?と思われた方、僕は元から頭がおかしいようなもんです。残念でした。
「魔法使い」という言葉がひらがなに開かれている時点でお分かりだと思うんですが「まほうつかいはじめました!」の話です。
自分、ターンもらいますね。自分語りいいすか?(カードゲーマー特有の早口)
僕、小学校から高校まで柔道をしてたんですよ。
階級を二つで分けるとすると僕がいた階級は重量級の方に入ります。
小さい頃から、やれ体格いいねだのやれがたいいいねだの言われてきましたが、あれ太ってるねの隠語ですよね。フォローになってないからな。
まあ太ってるのは事実なので、よく言われます~(ニッコリ)としか言えませんが。
その体重が災いしてか高校2年の夏、試合中に膝を怪我してしまったんですよ。
膝が本来曲がるべき方向の反対方向に強い力が加わり、「ブチッ」と弾力性のなくなったゴムがちぎれるような音がしました。
アドレナリンどばっどばだったためか、怪我をした瞬間はそこまで痛みを感じず「自分の体からこんな音ってするんだな」とのんきなことを考えていました。
しかしいざ立とうと膝に体重をかけると途端に激痛が。
「あ、これ本当にやばいやつだな」とその時初めてわかりました。
なんとか立って試合を続けようとしたのですが、さすがに見ていた顧問の先生からストップがかかりすぐさま病院へ。
紆余曲折あって膝の炎症がある程度おさまった数日後、専門の大きい病院でMRIを撮り、医者からかけられた言葉がこれ。
「膝の靭帯が完全に切れてますね、手術が必要です」
どうも前十字靭帯というのが完全に切れていて、それを再建する手術が必要だったらしいです。
丸がついてるやつです、いとも簡単に切れやがった根性のない靭帯は。
しかも手術後、競技復帰するためには半年間のリハビリが必要とのこと。
全て終わった今でこそ、そんなこともあったなあと笑い飛ばすことができますが、当時の僕はそれはもう悲壮感に溢れた顔をしていたと思います。
結局、検査当日は顧問の先生に「靭帯切れてたみたいです(笑)」と報告し、そのまま帰宅。
「半年って長いよなあ…」と考えながら、何をするでもなく布団の上でゴロゴロしながら音楽を聴いてたわけなんですよ。
そんな時、僕の耳の飛び込んできたのが「まほうつかいはじめました!」。
まるで「笑顔は世界を平和にする」とでも言わんばかりに笑顔の押し売りをしてくるんですよね、この曲。
何だこの曲、気持ちが沈んでるやつに向かって図々しいな、と思わず笑っちゃって。
その時、全部どうでもよくなったんですよ。ちっちゃなことで悩んでたなあって。
別に一生柔道ができなくなるわけでもないし、ましてやこの怪我のせいで余命半年になりました、というわけでもない。
くよくよしてるだけ無駄だなって。
こうして、まほうつかい・矢澤にこの「笑顔のまほう」は僕の心に届いたわけです。
手術のことが告げられてから初めて笑顔にさせられたことに気づき、自分の単純さにさらに笑えてくる次第。
歌ってものは人を変える力があるんだなあ、と実感したお話でした。
なんで今この話をしたかというと、矢澤にこちゃん役を担当している徳井青空さんの所属事務所が4月から変わるという話を聞き、そういえばこんなこともあったなあと思い出したからでした。
徳井青空さん、所属事務所が変わっても変わらず僕らを笑顔にしてくれることを期待しています。
徳井青空さんのより一層のご活躍を祈り、今回はここらへんで締めさせていただきます。
その後のサケ茶漬けはというと、半年間のリハビリを無事に終え、臨んだ高校最後の大会で県ベスト16の好成績を収めることができました!!!
…というと聞こえがいいですが、2回戦敗退でした。
さすがに半年のブランクはきつかったわ。